2021.06.10

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花粉症の重症度判定にWEB問診を活用
 専門的な医療提供をSymviewがサポート

大阪府豊中市

しきな鼻クリニック千里


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しきな鼻クリニック千里は、耳鼻咽喉科の中でも数が少ない鼻の専門家として、鼻の診療に特化したクリニックです。充実した検査体制と正確な診断を元に、内服治療から手術に至るまでの幅広い治療を提供しています。

開業時からSymviewを導入いただいており、導入のメリットや活用方法やなどについて、院長の識名先生にお伺いしてきました。

問診を効率化し、専門的な診療に時間をかけたいという思いからSymviewを導入

新規開業のタイミングでWEB問診を導入した理由を教えてください。

勤務医の時から鼻を専門にしており、鼻の手術、副鼻腔炎の手術をしてきました。開業医になると、勤務医と同じような医療が提供できないのではと思うところがあったので、当初は開業は考えていませんでした。ただ、最近は日帰り手術を行う開業医が増えてきています。開業医でも、手術を含め、勤務医の頃と同程度の医療が提供できるのではと思い、「勤務医時代に培った医療を幅広い地域で身近に提供していきたい」と思い開業しました。

開業準備を本格的にはじめたのが2020年の2月で、ちょうど新型コロナの感染拡大の時期と重なり、先輩の開業医に会って話を聞く機会をなかなかつくることができませんでした。そのようなこともあって、開業時に導入するモノは、今までの経験から自分が本当にいいと思えるモノを導入しようと考えました。また、開業後も勤務医時代と同様に時間のかかる専門的な診療も続けていきたいという気持ちがありました。そのために必要なシステムは全部入れていこうと考えていました。

その中で、WEB問診は、患者さんが来院前に回答できるので、自分の症状について落ち着いて入力できますし、医師に相談したいこともしっかりと書いてもらえます。時間がかかる診療でも丁寧に診察ができる点が魅力に感じ、SymViewを導入することにしました。

開業のタイミングで導入したことで、初めから業務フローの中にWEB問診を組み込むことができたのは良かったと思っています。その方がスタッフの負担も軽減できると思います。また、カルテの転記作業や、足りない情報を聞き取る予備問診もWEB問診で効率化が図れます。患者さんにとっても待ち時間の短縮や待合室の混雑を避けることができ、開業時からここのクリニックはスムーズに診察をしてもらえるという印象を持ってもらえることも大きかったです。

花粉症の重症患者の判定をWEB問診で自動化し、患者さんに最適な治療を提案

WEB問診を導入して役に立っていることを教えてください。

紙の問診票では、分量が多くなると患者さんの負担が増えてしまいます。Symviewでは、質問に条件設定をすることで、患者さん一人ひとりの症状に必要な情報を絞って質問することができます。不要な質問が出ないため、患者さんの負担は少なく、診療に必要な情報をしっかりと聞き取ることができるので、本当に役に立っています。診察前に患者さんの詳しい症状が分かることで診察の効率化にもつながっています。

Symviewがもっとも効果を発揮していることは、花粉症の重症患者のスクリーニングです。当院では、重症花粉症の方にも高い効果が期待できる抗体医薬(以下、ゾレア)による治療を行っています。ゾレアは薬の適用基準に満たす症状がないと、治療することができません。花粉症患者さんでもその患者さんが適用基準を満たしているかは、すぐに分からないため、良い治療方法だと思っていてもおすすめしにくいのが難点でした。

そこで、Symviewでゾレアの適用基準を満たすかどうかを自動判定できる問診票を作成してもらいました。WEB問診で、その患者さんが適用基準に満たすのかを事前に把握できるので、診察時に患者さんにゾレアを提案しやすくなりました。特に適用条件に合致すると「コントロール不良なアレルギー性鼻炎の症状あり」と自動で判別してくれる点が重宝しています。

実際、ゾレアの治療をすすめて症状が改善された患者さんもいらっしゃいます。つらい症状が改善されて喜んでもらえるので、患者さんの満足度にもつながっています。WEB問診を活用することで、丁寧な診療ができるのはとても嬉しいですね。

80代の患者さんからも便利と言ってもらえて感謝されるシステム

患者さんの反応はいかがですか?

当院は、近隣に住宅地も多いので、高齢の患者さんだけでなく、子育て世代の比較的若い患者さんも多くいらっしゃいます。やはり若い世代の方は、「紙よりWEB問診の方が良い」という反応が多いですね。特にお子さんがいらっしゃる方は、「子どもを病院に連れて行ってから問診票を書くのがすごく大変で、それが苦痛で病院に行くのが嫌でしたが、WEB問診は子どもが寝ている夜間や病院が開く前に落ち着いて回答できるので、本当にありがたい」とお声をいただくことが多いです。

高齢の方でWEB問診ができない方には紙で回答いただいていますが、80代の患者さんでもWEB問診を利用してくれる方もいらっしゃって、「紙より良い」と仰っていました。WEB問診は、年齢を問わず使える方には非常に満足してもらえるツールなんだなと実感します。

今後WEB問診に期待することはありますか?

診察前に、この疾患の可能性が高いと自動判定できる問診票が増えると嬉しいです。診察室に入ってきた時点で、どういう可能性が高いか分かった上で対応できるのは、診察にもすごく役立ちますので、今後そういった部分にもWEB問診が広がってくれると良いなと思います。

編集後記

識名先生とは、2019年の名古屋で開催された耳鼻咽喉科学会専門医講習会でSymviewの紹介をさせていただき、その後開業に合わせて導入していただきました。開業後も勤務医時代と変わらない医療を患者さんに提供したいという先生の思いの実現にSymviewをお役立ていただき、営業担当として大変嬉しく思います。Symviewはクラウド型のシステムの為、新しい機能のアップデートなどが可能なシステムです。今後も医療機関様のお力になれるよう、営業として日々医療機関様の情報収集をし、現場の生の声を反映していきたいと思います。

※本ページに掲載している情報はすべて取材当時のものです。変更等が発生している場合がございますので最新情報はご確認ください。

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