2021.11.26

活用事例

Symview所見票は受付・診察業務の効率化・院内の情報共有にも役立ちます

紙の問診票の場合、患者さんに記入してもらった後に、スタッフが予備問診をして問診票に追記をすることがあります。

WEB問診でも同様にスタッフが追記したいという声をいただきます。WEB問診では来院前に詳細な問診入力ができるため、予備問診の手間はかなり軽減されるのですが、受診日当日の体温やスタッフが直接見た方がよい患部の状態など、来院後に院内で確認した方がよい事項もあるため、SymViewでは患者さんのWEB問診票にスタッフのコメントを入力できるフリーコメント欄を設けています。

ただ、インフルエンザ予防接種等、毎回必ずスタッフが入力する項目が決まっているような場合、フリーテキストで都度入力することは面倒であることから、選択式で入力できる所見票という機能を搭載しています。選択式なので、キーボードのないタブレットでも容易に運用できて好評いただいています。

今回は、所見票機能について、いくつかの活用事例とともにご紹介したいと思います。

所見票機能とは

Symviewの所見票は、医療機関ごとにカスタマイズして設定することができる機能です。

患者さんが来院した後に、受付や診察で患者さんに聞き取った事項や所見、院内で測定した体温や体重等、医療機関にて記録できます。

所見票では、フリーコメントだけでなく、選択形式にしたり、画像をアップロードして保存したり、患者さん向けのWEB問診票と同じように自由に設問を追加したりすることができます。体温などの数字を入力する際にも、文字を入力するのではなく、プルダウンで選択できるように設定できるため、院内で確認した内容を手間なく入力することができます。

所見票で入力された内容は、患者さんが入力した問診内容と同様に、「電子カルテ用テキスト」の部分に表示されるため、問診結果と合わせて電子カルテにワンタッチで転記できます。電子カルテに保存したい内容であれば、所見票機能を活用いただくのが便利です。

所見票ご利用の流れ

①問診一覧画面から該当の患者さんのWEB問診を確認

②来院時に聞き取った情報や測定した検査データを所見票に入力

③問診データと合わせて電子カルテに転記

▲予診票窓口確認というところに、所見票で入力した内容が反映されます。

活用事例① インフルエンザ所見票

Symviewではインフルエンザの予診票もご用意しており、事前に患者さんに入力してもらえます。ただし、体温は当日測定する必要があるため、来院後に患者さんに体温計をお渡しして体温測定、問題なければ予防接種という流れが一般的です。

そこで便利なのがインフルエンザ所見票です。受付後に体温を測定してもらい、患者さんの体温を入力できるようにした事例です。

コロナウイルスワクチン等、ほかのワクチンとの接種間隔確認にご活用いただくのも便利です。

▼インフルエンザ予診票について詳しくはこちら

https://layered.inc/works/column/influenza

活用事例② バイタルサイン所見票

来院後に、院内で測定したバイタルサインについて入力することができます。

活用事例③ OCR・画像アップロード所見票

Symviewには、画像のアップロード機能と、画像内の文言を読み込みテキストデータ化するOCR機能を標準搭載しています。

患者さんが入力するWEB問診票内で画像をアップロードしてもらうこともできますが、所見票内で院内でスタッフがアップロードするようにすることも可能です。

患者さんが持参したお薬手帳や紹介状等の書類をOCR機能で読み込んでテキスト化したり、患部を撮影して画像を保存することもできます。

活用事例④ 呼気一酸化炭素濃度検査所見票

禁煙外来のWEB問診票と合わせて使うと便利なのが、呼気一酸化炭素濃度検査所見票です。測定結果を規則することができます。

また、検査時に患者さんに案内すべき内容を説明文として表示している事例もあります。禁煙外来は説明事項が多く、検査を担当するスタッフが変わっても説明漏れを防ぐことためにもご活用いただいています。

Symviewでは、禁煙外来の公式問診もご用意しています。

https://monshin-hiroba.me/monshin/smokingcessation/

活用事例⑤ 発熱外来所見票

新型コロナウイルスの感染拡大以降、発熱外来を設置されたクリニックは多いですが、院内のスペースの都合上、クリニックの駐車場等にテントを設置したり、限られた空間を利用されていることが多いのではないでしょうか。また、患者さんに車で待機していただき、医師やスタッフが車に出向く診療スタイルを取られているケースもあります。

電子カルテ端末が利用できないことも往々にしてあり、そういう場合に活用いただけるのが発熱外来所見票です。タブレット端末等で所見票に診察内容を入力しておくことで、後から電子カルテに取り込むことができます。インターネットに接続されている端末であれば、iPad等のタブレットはもちろん、ノートPCでも利用可能です。

こちらの発熱・感染疑い問診と合わせてご利用いただくと便利です。

https://monshin-hiroba.me/monshin/suspectedfeverinfection/

いかがでしたでしょうか。

所見票は、WEB問診票と同様、クリニックごとの運用に合わせて中身をご用意することが可能です。院内業務を効率化することはもちろん、受付でスタッフが患者さんに確認して入力した内容を、診察室で医師が確認する等、院内の情報共有にも役立てていただけます。ぜひご活用ください。

こちらの活用事例で
紹介したプロダクト

最新記事