診療所の経営数値を読む

予約システム3Beesの株式会社メディ・ウェブとの共催ウェビナーです。
新型コロナ感染拡大により診療所・クリニックの経営状況が一変したことを受け、連載形式でスタートした「改めて、診療所経営の話をしよう」の記念すべき第1回目。この企画がスタートした2020年後半は、感染対策により、新型コロナウイルス以外の急性疾患が減少したことで、患者数が激減する中、経営について改めて考える医療機関経営者が増えた時期でもありました。危機感をもつ先生方のお役に立てばということで企画したWEBセミナーです。

第1回ではまずは基本となる「経営数値の読み方」をテーマに取り上げました。スマイル眼科の経営数値を公開していただき、理事長である楊浩勇先生に解説をしていただきました。

登壇者

  • スマイル眼科クリニック
    理事長  楊浩勇

    慶応義塾大学医学部卒、医師。同大医学部医療政策・管理学教室で病院マネージメントと医療情報の研究を行い、医療ITベンチャー を創業。
    同社をソフトバンクにM&Aし、米医療IT大手WebMDの日本法人の設立を手がけ同社取締役に就任。同社退任後、医療法人健究社を設立、日医総研客員研究員としてORCAプロジェクトに参画。その後、Harvard School of Public Health研究員、2007年に日本アルトマーク社長。慶應義塾大学部非常勤講師、医療法人健究社理事長を兼務。

  • MICTコンサルティング株式会社
    代表取締役  大西大輔

    一橋大学院MBAコース修了後、「日本経営グループ」入社。電子カルテの展示場「MEDiPlaza」設立、統括マネージャーを経験。16年「MICTコンサルティング」を設立、現代表。過去3,000件を超える
    診療所・中小病院へのシステム導入・経営コンサルタントの実績から、医師会、保険医協会などの公的団体を中心に講演活動および執筆活動を行う。

  • 株式会社メディアコンテンツファクトリー
    代表取締役社長  毛塚牧人

    大阪大学人間科学部卒。コンサルティング会社マネージャー、医療系ベンチャー取締役兼営業本部長を経て、2008年より現職。
    医療コミュニケーションを専門とし、WEB問診SymViewの企画・開発者。2020年度同サービスにてグッドデザイン賞受賞。

内容

コロナ禍におけるスマイル眼科クリニックの経営数値

2020年のはじめから新型コロナ感染拡大以降、スマイル眼科の患者数はどのように推移したのか、実際のデータと共に楊先生に解説いただきました。新型コロナウイルス以外の急性疾患の患者数が激減したことにより、収益減となったクリニックが多く、経営を改めて考える医療機関経営者が多かった時期でした。そんな中、スマイル眼科を1つの事例として、患者数や診療報酬にどのような影響があったのか、年齢別の患者数や新患数まで、具体的な数字についてお話していただきました。

スマイル眼科クリニックの施策

多くの医療機関が患者数の激減により収益減となる中、スマイル眼科も同様に患者数が減少した時期がありました。スマイル眼科ではコロナ禍に予約制度を変更し、ほぼ完全予約制に移行しました。患者さんが密集しないように感染対策の目的がありましたが、完全予約制にすることで1日の患者数が平準化されたことにより、さまざまな効果があったそうです。1日の来院患者数をある程度予測できることにより、スタッフにも余裕が生まれたり、待ち時間が短縮され患者さんの不満が減ったことなども影響して、診療報酬や再受診率が向上しました。どのような効果があったのか、またどの程度経営数値が改善したのかも数字を公開していただきました。

診療所経営で見るべき数字とは

スマイル眼科の経営数値は、Beeコンパスを活用して分析されています。Beeコンパスでどのような数字を見ているのかを楊先生から解説していただきました。また、こういった経営数値を見るシステム等を導入していない医療機関では、どこから数字を集めてどのように管理できるのか、また、数字を見ていく上で意識しておくべきことについてもお話ししました。すべての数字を見ることはできないので、特に重要で指標となる数字を決めて、その数字の推移(月単位や年単位)を見ていくことが大切だということでした。

経営に役立つ情報の集め方

データを収集するということにおいては、WEB問診も活用できます。WEB問診では、年齢や性別といった患者の基礎情報から病歴、受診に関する要望等、かなり多くの情報を収集することができます。また、アンケートとしても活用できるため、どのように当院を知ったかという来院経路を聞き取ったり、検査の希望有無等を確認することで新しい検査や治療を説明するためのスクリーニングができたりします。また、レセコンや順番管理システムも情報を集めるには有用で、どういう数字を集めるべきかというお話をしました。

参加ドクターからは
こんな質問がでました

新患の方など予約なく直接来る患者さんはどのように対応していますか?
平均待ち時間はどのように計算されているのですか?
経営指標として今後見たいデータはありますか?
人件費率はどのくらいですか?

ウェビナーで
これらの質問にお答えします

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