2021.10.27

医療DX時代に集患し続ける！待合室のないクリニック実現法

市森クリニック院長・市森裕章先生をお招きして開催した集患・増患のための診察オペレーションについてのウェビナーです。
新型コロナウイルスの感染拡大以降、患者が受診しやすい診療所づくりは集患の大きな鍵となっています。
これまでは来院することが当たり前であり、長い待ち時間でさえやむなしとされていましたが、新型コロナの感染拡大が追い風となって推し進めた医療DX化により、患者側の意識は大きく変化しました。集患・増患のためには、医療機関は既存の診療体制に選択肢をプラスしていくことが求められるようになりました。

集患・増患意識の高まりによって医療DX化が急速に進む一方、システムや人材を有効活用した診察オペレーションがうまく構築できずに悩まれている医療機関も多いのではないでしょうか。
本ウェビナーでは「待合室のないクリニック」を実現した市森クリニック院長市森裕章先生にご登壇いただき、対面の外来診療とオンライン診療を織り交ぜながら、患者の希望に応える院内の様子をご紹介しました。診察オペレーションをどうされているのか、そして、それを築く人材、システム活用法についてお話しいただきました。

登壇者
内容
録画を見る

登壇者

市森クリニック
院長　市森裕章先生

平成14年三重大学医学部医学科を卒業。平成25年に大阪大学大学院医学系研究科医学博士取得。小児科医として、大阪府立急性期・総合医療センター、ベルランド総合病院、大阪大学医学部附属病院等を経て、平成26年に市森クリニックを開院。平成31年に現在の大阪府吹田市津雲台にて移転開院。

「こどもがいきいき　大人もいきいき」をモットーに、こどもを中心とし
その家族を含めた人々の健康を守る、ファミリーのためのクリニックとして診療を行っている。複数ある診療方法を患者に選ばせる診療で、患者ファーストな地域のかかりつけ医として親しまれている。
株式会社メディアコンテンツファクトリー
代表取締役社長　毛塚牧人

大阪大学人間科学部卒。コンサルティング会社マネージャー、医療系ベンチャー取締役兼営業本部長を経て、2008年より現職。
医療コミュニケーションを専門とし、WEB問診SymViewの企画・開発者。2020年度同サービスにてグッドデザイン賞受賞。

内容

待合室のないクリニックとは

待合室のないクリニックというコンセプトに至った経緯、市森クリニックのシステムの変遷についてお話いただきました。その後、院内図を用いて患者さんが実際にどんな動線で受診しているのかご説明いただきました。さらに、8つある診察室の様子について写真を交えてご紹介していただきました。

4つの診察形態

市森クリニックでは、対面診療、オンライン診療、テント診療、駐車場診療の4つの診察形態を患者さんに選んでいただいています。それぞれを希望される割合はどれくらいなのか、予約から診察までどのような流れでやっているのか等お話いただきました。また順番予約でオンライン診療を組み入れたオペレーションについてや、実際の診察の様子についても伺いました。

オペレーションを築く人材・システム活用

特殊なオペレーションを実現するためにはスタッフの対応力が求められます。どんなスタッフが共に働き、日頃のコミュニケーションはどのようにしているのでしょうか。予約システムやWEB問診などの導入システムに対して「以前のシステムに戻りたいですか？」と質問したスタッフアンケートの結果をご紹介いただき、スムーズなオペレーションの秘訣を伺いました。また、WEB問診導入の経緯や、どのように活用いただき、どんなところにメリットを感じていただいているのか等お話いただきました。